ヴェネツィアで一番出回っているカレンダー、大抵バールやエノティカなどでみられます。地元の有力共同組合「Cooperativa Daniele Manin」の企画で無料で配られるからです。毎年とてもヴェネツィアらしいテーマで創られています。２０１２年はヴェネツィア共和国時代のコンスタンチノープルまでの中継都市の版画。日本で言うと歌川広重の『東海道五拾三次』みたいなものです。そして２０１３年は、「Ex Voto」。直訳すると「奉納物」。この場合はヴェネツィアの大航海時代に安全な航海を祈って奉納された絵や版画です。見て分かりますが、つまり天候を「神頼み」ってわけです。迫力です！こういったものは『Museo Storico Navale di Venezia』で見られます。ドージェの乗るガレー船で有名なブチントーロの大型模型もあります。午前中しか開いてません。